54回職域対抗剣道大会が行われた。

桜武舘から今年も男女各1チーム参加した。

男子はまだ力不足の感は否めないが、日頃の修錬の成果を問うのと、数少ない一般の

試合を機に内なる絆を深めながら和気あいあいと、そしてケガをしないよう臨んだが、

理合のある打突を随所で垣間見ることができた。

なかでも、江北町から今大会最年長で出場した、田中正剛(58才)は、自分の子供と同じ位の年令を相手に素晴らしい内容の戦いを展開、その活躍もあり3位に入賞した。

その戦いを観ながら、義父馬場武雄が私が結婚したばかりの頃、年輪を重ねてもできる『“不老の剣”をめざして修行しなさい』と言われ今日を迎え、未だ道半ばの感がしているが、その言葉がフィードバックしてきた程の使い振りであった。

 また女子は私が佐賀にお世話になり10年、ようやく教え子達が社会人として出場した最初の大会に参加チームが少なかったとはいえ、初優勝を飾ることができた。

嬉しさ・喜び、感無量!!

                       桜武舘館長 桜木 哲史    平成27年8月19日(水)             

 6月28日、男女の『全日本選手権佐賀県予選』が行われた。

私も審判を務めたが、女子の部で菖蒲ひかるが準優勝した。けして稽古十分とはいえなかったが、試合しながら尻上がりに調子が出て、もしかしたら・・・との予感もした。

残念ながら決勝戦で敗退したが普段の稽古の成果といえる。

 またその日は子供達の試合が多久市で行われ、中学女子が団体と個人白浜沙季が、小学5~6年生女子では田島水希が、小学4年生以下の部では白浜汰基がそれぞれ優勝した。

 特に嬉しかったのは、田島水希が優勝したこと。彼女は誰よりもまじめに懸命に何事にも取組むが結果が伴わず心を痛めていたが、今回の優勝がきっと一つのきっかけになるだろうと信じている。

                       桜武舘館長 桜木 哲史    平成27年7月1日(水)

 先日、県剣道連盟主催の昇段審査が行われた。

当日は子供たちの試合が大村市でありそちらに行かなくてはならず、結果について気になったものであった。

受審した者は全員合格することができた。段位が低いとはいえ、高段位取得には必ず通らねばならない道程で

けっしていいかげんにはできない。

そして受審者全員が社会人で、私と出会ってから始めたり再開したりで、ある意味剣道をこれから人生の励みとして捉えた側面の強い人達である。

しかし受審までは皆家庭と仕事があるにもかかわらず、それを調整して当日を迎えるまで相当の頑張りを要したのは説明するまでもない。

なかには50才を超えてチャレンジした者もいる。40才後半で受審した者もいる。そうした人達は、仕事上ではすでに何人もの部下がいる立場であるにもかかわらず、3段・2段は高校生や中学生のなかに混じって行うその勇気に敬服するばかりである。

                       桜武舘館長 桜木 哲史   平成27年6月30日(火)

 社会人1年生として巣立って2ヶ月余り。

入社したばかりの間は、緊張感とある程度の予備知識はあっても新しい環境に馴れようと必死でやったことだろう。

そしていわゆる5月病といわれる時期も過ぎ、ようやく仕事も少しずつ覚えてきたのではないかと思う。

桜武舘でも5人が社会人として巣立ち、職種は違えど頑張っているようで、安堵の胸をなでおろしている。

しかし人生の試練や困難はまだこれから。

こうした時こそ厳しい剣道の修行を通して培った不屈の闘志を持って、諦めずに粘り強く頑張って欲しいものです。

                    桜武舘館長 桜木 哲史      平成27年6月29日(月)